ジョブスがUIの基盤を作り、アップルが見ればわかるスマートフォンと言わんばかりに作ったiPhone。
今はもうこのiPhoneのUIが多くのインターフェースの素と言っていいほど浸透した。というのをあえてものすごく噛み砕いて話していくと
ようは説明書が無くても操作できる事の重要性って高まってきたよね?
という話。
昔はゲームするにも何をするにも説明書がなければだめで、当たり前のように複雑な操作方法があったものだ。
しかし今はどうだろう。
ここぞとばかりにひと目見てわかる操作性というものがかなり重要になっているのだ。これは人々にとって無駄な時間を費やしたくないという背景や、簡単に操作出来るものほど需要が高いという背景があり、そうなれば供給側も需要に合わせなければ売れないためどんどん操作は簡単になっていったのである。ただ
簡単=機能がシンプルという単純なものではない。
あくまでUI(ユーザーインターフェース)という操作性において簡単にどうすればいいかわかる!
というものであって、複雑そうに見えないデザインでなければならない。
機能も内容もボリュームUPしていても、それでも簡単に操作できる。
このUIを作っていかなければいけない時代となった。
そしてなにより、その相手は7~10インチ以内のスマートフォンだという事。マウスで照準を合わせてクリックするパソコン時代ではない。
クリックするのは一センチ以上ある指である。
そしてユーザーが見ているのは手のひらよりも小さいかも知れない液晶画面である。
あきらかに状況は昔と大きく異なる。
この小さな液晶画面と、その大きな割合を持つ指。
1画面に見える情報量はたかだか知れてるというスクロールのシステム。
こうしたレギュレーションを抱えた上での
制作となっていくのだ。
今回の話ではターゲットの年齢や性別などのペルソナの想定は省いて話すが、スマホからユーザーにアクションを起こしてもらうという部分を大きくひっくるめれば、
見やすさ、わかり易さ、押しやすさ
などなどUIに+してUXも大きな必要性が増え、今後もっとこれらの重要性は増えていくだろう。
スマホサイズでのUIやデザインはレスポンシブデザインだから!もう最適化されてるからOK!という単純な話で終わらない所がとても感慨深い所なのだが、今後多くの企業が互いに一つのフォーマットをベースに作り込むのか、はたまた まさか?!というUIを作ってあっと言わせる企業が出てくるのか
このあたりは非情に興味深いところではある。